光学ノート24 不同視
不同視
不同視
左右の屈折度の異なるものをいう
通常2.0D以上の差
- 先天性
- 後天性…角膜混濁、白内障術後の片眼無水晶体など
1.弱視
遠視性不同視または片眼強度近視不同視は弱視になりやすいので調節麻痺剤を点眼し、屈折検査をしてから屈折矯正する
2.両眼視機能の低下
不等像視
左右眼それぞれで得られる感覚上の像の大きさが等しくない視覚をいう
または網膜上の像の大きさの差をいう場合もある
不同視を原因とすることが多い
3.眼精疲労
矯正眼鏡レンズによる不等像視のためや側方視でのプリズム効果により複視を融像させようと眼精疲労が起こる
spectacle magnification(SM)
裸眼の時のボケた網膜像の大きさと、矯正時におけるはっきりとした網膜像の比
L : レンズから瞳孔までの距離(m)
D : 後頂点屈折力(矯正レンズ度数)
・S+1.00Dの眼鏡をかけた時のSM比(頂間距離15mm)
SM(%) = 約1.5%の拡大
・S+1.00Dのコンタクトレンズ(頂間距離3mm)
SM(%) = 約0.3%の拡大
・S-10.0Dの眼鏡をかけた時のSM比(頂間距離15mm)
SM(%) = 約13%の縮小
・S-10.0Dのコンタクトレンズ(頂間距離3mm)
SM(%) = 約3%の縮小