視能訓練士国家試験 第47回 午前 解説 33
33 隅角検査が必要でない疾患はどれか。
1.Behçet病
2.Posner-Schlossman症候群
3.円錐角膜
4.サルコイドーシス
5.増殖糖尿病網膜症
答え : 3
隅角検査は、前房や隅角、その周辺部の状態を観察するための検査。
緑内障、虹彩炎の確定・鑑別を要する症例、虹彩、毛様体の腫瘤性病変、隅角外傷、白内障、緑内障などの術後が検査対象。*1
虹彩・ブドウ膜炎などの炎症を発症すると、隅角に炎症産物が流れ込み房水流出障害が生じることがある。*2
糖尿病では、前房に新生血管が発生することがある。
円錐角膜は角膜中央部が前方へ円錐状に突出してくる疾患。不正乱視になるので視力低下を生じる。*3隅角は関係ないので答えは3の円錐角膜。