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視能訓練士国家試験 第47回 午前 解説 29

29 細隙灯顕微鏡で検査できないのはどれか。

1.後発白内障

2.房水産生量

3.角膜内皮細胞

4.涙液メニスカス

5.涙液層破壊時間

 

答え : 2

 

細隙灯顕微鏡(スリットランプ)は、眼瞼、瞼結膜、球結膜、角膜、前房、虹彩、水晶体、前部硝子体、後部硝子体、隅角、眼底を観察できる。

隅角、眼底、後部硝子体の観察は三面鏡、90Dレンズ、スーパーフィールズなど前置レンズを用いる。*1

後発白内障は徹照法を用いる。

角膜内皮細胞の観察は鏡面反射法を用いる。

涙液メニスカスと涙液層破壊時間はフルオレセイン生体染色を用いて細隙灯顕微鏡で検査する。

房水産生量の測定はフルオロフォトメトリで検査するので、細隙灯顕微鏡では検査できない。*2

*1:眼科検査ガイド p.404

*2:眼科検査ガイド p.614