ORT.com 視能訓練士のブログ

日々の検査や視能訓練士の過去問、勉強について書いていきます

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

光学ノート6 レンズの主要点

レンズの主要(薄いレンズ) 光軸 : 前頂点と後頂点を結んだ線 P : 主点 N : 節点 F : 焦点 H : 主平面 主点と主平面 <薄いレンズ> <厚いレンズ>

光学ノート5 レンズと光学

レンズの分類 形状による分類 球面レンズ 円柱レンズ トーリックレンズ(球面レンズ + 円柱レンズ) 作用による分類 凸レンズ(プラスレンズ) 凹レンズ(マイナス) 球面レンズ 凸レンズ 中心が厚い 光を収束 遠視を矯正 凹レンズ 周辺が厚い 光を発散(開散) 近視…

光学ノート4 全反射

全反射 光が屈折率の高い媒質1から媒質2に入射とき、入射角が臨界角を超えると光は境界面を透過せずにすべて反射する。 臨界角 : 屈折角が90°となる時の入射角

光学ノート3 反射と屈折の法則

反射の法則 光が媒質の境界面で反射するとき、入射角と反射角は等しくなる 1.入射光線、反射光線、法線は同一平面にある 2.反射光線は法線に対し、入射光線の反対側にある 3.入射角 = 反対角 屈折の法則(snellの法則) 光が媒質1からより密度の高い媒質2へと…

光学ノート1 幾何光学と波動光学

幾何光学 光の波動的な現象を無視して光を光線として取り扱う光学の一分野 光の伝わり方を線で表現 光の波長(λラムダ)が0においてのみ成立する近似理論 レンズ系やミラーの結像等に使用 波動光学 光の伝わり方を波で表現 現象を幾何光学よりも忠実に表現して…

光学ノート2 光の性質

媒質と屈折率 媒質:光が伝わる環境(真空、空気、水、ガラスなど) 屈折率(n):真空中の光の速度(c)を各媒質の光の速度(v)で徐した値 各媒質における屈折率と光速度 例)ガラスの光速度 真空中の光速度を300,000 km/s、ガラスの屈折率を1.5とした場合 1.5 = 300,…

背理性複視

背理性複視とは、異常対応に基づいて起こる眼位に矛盾した複視のこと。 術後の重複眼と複視の考え方のポイント 手術で眼位が変化しても網膜対応は変化しない。(生後3ヶ月〜24ヶ月の間なら変化するかもしれない) 例1 NRCの場合 複視なし 例2 HARCの場合 交差…

網膜対応異常

網膜対応異常について昔のノートからいくつか情報を抜き出してみたいと思います。 目次 1.網膜正常対応 NRC 2.網膜対応異常 ARC i.網膜異常対応 a.調和性異常対応 HARC b.不調和性異常対応 ii.対応の欠如 iii.網膜二重対応 1.網膜正常対応 NRC 突然の斜視や…

網膜正常対応の場合の複視まとめ

網膜正常対応の場合、仮像は非固視眼の視線と反対方向に出現する 内斜視 -> 同側性複視 外斜視 -> 交差性複視

交差性複視の動画

交差性複視の画像をアップロードしたけど、結果だけ示されてもよくわからないと思ったので、アニメーションにしました。 役に立てば幸いです。 網膜対応について、他にもいくつか動画を上げたいと思います。 www.youtube.com

網膜対応

網膜正常対応の生理的複視