光学ノート10 眼球光学
眼球光学系の光学特性
中間透光体 : 光が眼球に入って網膜に到達するまでの経路
(涙液層) → 角膜 → 前房 → 水晶体 → 硝子体
角膜
・眼球の外膜前面を形成している透明な膜
・レンズとしての役割があり眼球の屈折力の大半を担っている
形状 : 凹メニスカス
直径 : 縦径 10~11mm 横径 12mm
角膜厚 : 中心厚 0.5mm 周辺厚 1.0mm
曲率半径 : 前面 77mm 後面 6.8mm
屈折力 : 43.05D (前面 約49.0D 後面 -6.0D)
屈折率 : 1.376
水晶体
・虹彩と硝子体の間にある透明な組織
・角膜と共にレンズ系の役割を担っている
・ピント調節に関与(調節刺激により水晶体前面が膨隆し屈折力が増加)
形状 : 両凸レンズ
直径 : 約9mm
水晶体厚 : 約3.5mm
曲率半径 : 非調節時(前面 10mm 後面 -6mm)
最大調節時(前面 5.8mm 後面 -5.33mm)
屈折力 : 約20D
屈折率 : 1.406
眼球の代表的な屈折率
角膜 : 1.376
房水 : 1.336
水晶体 : 1.406
硝子体 : 1.336
全て1で始まり6で終わるので間の数字を覚えましょう。