視能訓練士国家試験 第47回 午前 解説 31
31 スペキュラーマイクロスコープで誤っているのはどれか。
1.角膜上皮を観察できる。
2.角膜内皮を観察できる。
3.細胞密度1,500個/mm2は正常である。
4.鏡面反射法を用いた生体顕微鏡である。
5.正常眼の六角形細胞率は60〜70%である。
答え : 3
スペキュラーマイクロスコープは鏡面反射の原理を利用して、角膜内皮の観察する検査。
細胞密度の正常値は20~40歳で3,000個/mm2以上、60歳以上で2,500~3,000個/mm2とされており、2,000個/mm2以下は異常値。また、500個/mm2以下になると角膜の透明性が維持できずに水疱性角膜になる。
六角形細胞率の正常値は20~40歳で65~70%、60歳以上で60~70%とされており、50%以下は異常値。
特殊なコンタクトレンズと接触型スペキュラーマイクロスコープを用いることで角膜上皮の観察が可能。