ORT.com 視能訓練士のブログ

日々の検査や視能訓練士の過去問、勉強について書いていきます

光学ノート16 レンズメーターの基礎3

乱視矯正用レンズの測定

1.レンズメーターの基礎2の手順通りにレンズを固定

 

2.測定ハンドルを+から−側へと回す

  このとき、流れたコロナが鮮明になるところで止める

 

3.クロスラインの短線をコロナの流れる方向に合わせる

 

4.再度、測定ハンドルを+から−へと回し、短線がもっとも鮮明になったところの数値を読み取る

→このときの数値が球面レンズの度数

 

5.さらに−側へと回し、短線と直交する長線がもっとも鮮明になったところの数値と、長線の示す角度を読み取る

→手順4の数値から手順5の数値に移行した数値が円柱レンズの度数

→長線の示す角度が円柱軸

 

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強主経線 : 最も強い屈折力をもつ経線

弱主経線 : 最も弱い屈折力をもつ経線

前焦線 : 強主経線方向の焦線 => 強主経線と直交する

後焦線 : 弱主経線方向の焦線 => 弱主経線と直交する

最小錯乱円 : 前焦線と後焦線のほぼ中央にある円 => 最良像が得られる位置